明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。 正月休みに「永遠の0」を読みました。太平洋戦争に於いて 海軍航空隊一の臆病者と呼ばれたパイロットを描いた小説です。 主人公の宮部は、家族のために生きて帰ると公言し 他の兵士から臆病者と呼ばれても生き延びることを選んできた 天才的な操縦技術を持った零戦の搭乗員です。 にもかかわらず、終戦の間際になって特攻に赴き戦死した。 その理由を追ってストーリーは展開します。 この小説の全編にわたって、当時の軍隊の上層部が如何に愚かで 兵士の生命を軽んじていたかが描かれています。 無謀な作戦を無理に実行し、前線の兵士が無駄に死んでいく様が 生き残った兵士の回想として語られ それを読んでいくうちに暗澹たる気持ちになっていきます。 ![]() そこには零戦の他に、当時の戦車や特攻ロケット機「桜花」 人間魚雷「回天」などが展示されていますが、 どれもが現在の感覚からするとおもちゃのように感じられるほど 小さく粗雑なもので、こんなものに乗せられて死んでいく 兵士の気持ちを考えるといたたまれなくなりました。 その最たるものは「伏龍」という人間機雷で もはや兵器と呼べるようなものではありません。 潜水服を着た兵士が海中に潜み、数メートルの棒の先に付けた爆弾で その上を通る艦船の底を攻撃するというもの。 あまりのばかばかしさに、この作戦で死亡した(しかも訓練中に) 数十名の兵士に、心から手を合わせたくなります。 こんな愚かなことが繰り返されないように・・・と切に願います。 ■
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by bikegon
| 2014-01-04 19:10
| 雑談
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